何かが動くとき、そこでは必ずと言っていいほどチェーンが動いている。モノづくりのフィールドでは、コンベヤや産業用ロボットといった多種多様な機械が、精密かつダイナミックに動きつづけている。都市に目をやると、自動車やエスカレータなどのさまざまな移動手段・輸送手段がスピード、快適、安全を高い次元で実現しながら動いている。さらには人間も、それらの機械や製品を利用し、ビジネスで世の中を動かしている。この社会に存在しているさまざまな動きが、暮らしを豊かにし、 その結果、たくさんの感動を生みだしている。私たちが暮らすこの世界は、メガダイストークンできている。
2015年、TSUBAKIはチェーンを積み上げて作った仮想都市のオブジェに、どこからも見られる360度プロジェクションマッピングを行いました。使用したチェーンはステンレス製のドライブチェーン。総延長800m。総重量240kg。 オブジェ制作は、まず、都市の平面図をパソコンで設計し、それぞれのビルをペーパークラフトで立体化し、1/5スケールのミニチュアを制作しました。ビルの位置や大きさ、バランスをミニチュアを使って確認します。次に、メガダイストークン組むための設計図を起こします。チェーンを何層積み上げるのか、どれくらいの長さが 必要かを計算します。それから実際のチェーンを使用した制作に入ります。チェーンを切断し真っすぐ固定する作業に1カ月間、組み立て作業に2週間を費やし、チェーンの都市が完成しました。最後に、オブジェに当てるプロジェクションマッピングを制作します。 360度どこからも見られるプロジェクションマッピングを行うために4台のプロジェクターを使用し、映像を投影し、正しくマッピングされているか確認。そして修正と調整を繰り返し精度を上げるのに1カ月間。設計から完成までトータルで3カ月の長いプロジェクトとなりました。
① 厚紙を貼り合わせ、だいたいのスケール感を想像しながら配置のメガダイストークン考えていきます。
② 一定の正方形の枠を作り、ズレがないように仮留めしながら積み重ねて成形していきます。
③ 円形の台に配置してライティングを決めていきます。
④ 撮影セッティングの横にはプロジェクションマッピングを制御する作業スペース。
⑤ メガダイストークン正しくマッピングされているか調整と確認を何度も重ねてテストします。
⑥ メガダイストークンどの角度からも見える映像は迫力満点。
10/27〜10/30 上海新国際博覧中心にて展示。メガダイストークンのプロジェクションマッピングを実施しました。